スタッフブログ
KAVALAN カバラン
2019-01-07
こんにちは!スタッフ菊池です。
さて、突然ですが、皆さんは台湾にもウイスキーの蒸留所があるということはご存知でしたか?
この蒸留所は「金車(king car)」という台湾の飲料メーカーが手掛けており、そこで作られているカバランウイスキーが、近年その独特の製法・風味によって世界的にとても高い評価を受けているようです。
ウイスキーというものは、一般的に冷涼な地域でじっくり時間をかけて作るというのがこれまでの常識でした。
それに対し、この金車がカバランの蒸留所を置くのは、まさかと言いたくなる、亜熱帯の地域です。
何が問題か、この違いを書き始めてしまうと中々の文量になりますので割愛いたします。
興味がおありの方はご自身でお調べください。
要するに、大変な常識外れなのです。
しかし、カバランはそんな地理的不利という常識を覆し、世界で最も権威あるウイスキー賞といわれるWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)において、「カバラン・ソリスト・バーボン樽シングルカスク・ストレングス」というウイスキーが、本場スコットランドの有名ウイスキーなどを軒並み差し置いて「ベスト・レスト・オブ・ザ・ワールド・シングルモルト・ウイスキー」を受賞してしまうのでした。
かつて日本では、マッサンとして親しみ深い竹鶴政孝がその情熱をもってイギリスから製法を学びジャパニーズウイスキーとしてのブランドを確立するに至りましたが、台湾でもそんな革命的なことが、今まさに起こっています。
私も酒飲みの端くれです。早速Amazonで「カバラン・クラシック・シングルモルト・ウイスキー」を買い求めました。
製品説明では、何やら色々な果実の風味が感じられるフルーティさが特徴とされていましたので、ちょっと甘いのかな?なんて思いながら一口飲んでみると………あれ?スッキリ!
確かに、若干フルーティな味わいが奥の方でふくよかに感じられますが、個人的には「フルーティ」という表現は良い意味で当てはまらないなと思いました。
(分かる人には分かるのでしょうか...?)
いずれにしても、大変美味しいウイスキーであることには間違いありません。
今ではすっかり高級銘柄の仲間入りをしたカバランですが、日本ではあまりまだ知られていないようです。(実際に置いてあるバーも見かけません。)
価格帯については最近比較的抑えめなものが出ましたので、¥5,000~¥20,000くらいでしょうか。(やはり高い。)
お中元やお歳暮としてお酒好きな方にお送りすると、お喜び頂けるかもしれませんね。
私も、常識というものに囚われず柔軟な発想・創造ができる人間になれるよう努めて参りたいと思います。
末文ながら、本年もまた変わらず、どうぞ宜しくお願い申し上げます。